「残コン」100%の骨材を利用した舗装

静岡県伊豆の国市の駐車場の舗装工事で、残コン・戻りコンを100%利用した骨材を用いてコンクリートを打設した。この工事は「カーボンプール(CP)コンクリート」と呼ぶ環境配慮型コンクリートの実用化に向けた取り組みの一環でもある。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーン実用化に向けた取り組みの一環でもある。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業による「CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」で採択されたイノベーション基金事業による「CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」で採択された提案の1つだ。
CPコンクリートとは、セメントの焼成工程などで生じる二酸化炭素(CO2)をコンクリート由来の産業廃棄物に固定化してつくるコンクリートだ。現場では、「残コン・戻りコン」由来の骨材を100%使った生コンを、粒状化して打設した。粒状の生コンによる舗装は、硬化に時間がかかる通常の生コンとは、異なる方法で施工する必要があった。建設工事部の主任は「晴れていると粒状の生コンが乾くまで1時間かからない。素早い施工が求められた」と明かす。そこで、アスファルト舗装の要領で施工。問題なく敷設できることを確認した。

参孝記事
「残コン」100%の骨材を利用した舗装 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)