リニア中央新幹線中間駅周辺、国内外から投資誘致

国土交通省など産官学でつくる検討委員会が、リニア中央新幹線で整備する中間4駅周辺のまちづくりに関連した提言書をまとめた。大都市圏とを短時間で結ぶ駅周辺は時代をリードするイノベーション拠点の形成が予想される。検討委は4駅をひとくくりにしたエリアを「広域中核地方圏」と捉え、国内外からの投資誘致策や中間駅と拠点を結ぶ高規格道路の整備促進を求めた。駅周辺エリアに備えるべき機能を文化・生活サービス、医療・教育、研究開発などに設定。リニア新幹線開業による効果が波及すれば、道路網と連携した「新たな拠点圏域の形成」が期待できるとした。新たな広域中核地方圏を創造するため、国内外からの投資促進や産業クラスターの形成を訴えた。研究開発機能や産業集積による居住人口増加を狙い、「デジタル変革推進先導区域」に指定して6Gなどの整備を求めた。災害時に備え、データセンターや救援物資の他地域に供給する拠点整備も必要と強調した。リニア中央新幹線が開通することで、都市間の移動が今まで以上に楽になるだけでなく、駅周辺が便利になることで、さらなる雇用も生まれるのではないだろうか。

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リニア中央新幹線中間駅周辺、国内外から投資誘致/国交省ら検討委が提言 – 日刊建設工業新聞 (decn.co.jp)