技能労働者、若年層減少に歯止め
日刊建設工業新聞 より
技能労働者、若年層減少に歯止め
建設業に従事する技能労働者数のうち29歳以下の若年層が昨年、37・1万人と前の年と 比べて1・4万人増えたことが、総務省が1月31日に発表した労働力調査で明らかに なった。技能労働者の総数は326万人と前年よりも5万人減る中で若年層が増加。公共工事 設計労務単価の引き上げや社会保険未加入対策など、若い世代が入職条件にする賃金や 雇用の安定に関する取り組みが奏功したとみられる。総務省が毎月発表している労働力調査の データを、国土交通省が建設業に特化して独自に分析。昨年12月の調査結果が発表 されたのを受け、年平均の推移をまとめた。技術者や事務系を含めた建設業就業者数は 492万人と前年よりも8万人減った。このうち55歳以上の割合が33・9%と横ばいで 推移する一方、29歳以下の割合が前年を0・6ポイント上回る11・4%となり、 建設業就業者の高齢化傾向に歯止めが掛かっている。
このような記事がありましたので、ご紹介します。