次世代地熱発電技術の稼働

経済産業省は新たな地熱発電技術を目指す官民協議会で、実用化に向けたロードマップなどを盛り込んだ中間整理を提示した。
次世代地熱発電技術のうち、マグマ上部の高温高圧の流体(超臨界熱水)から蒸気を生産して発電する「超臨界地熱」は、30年までに出力の想定や貯留層の性状の確認を進める。新エネルギー・産業技術総合開発機構による4カ所の調査を参考にする。
また経産省は温泉法など現行規制における次世代地熱の扱いを検討する有識者会議を立ち上げるとしている。
こういった地熱発電技術は、環境性能を高めたい建築にとって非常に有力な技術になってきている。近年では建築デザインと地熱技術の融合が進んでおり、単なる技術設備ではなく“建築の表現”として地熱が使われるケースも増えてきている。

参考記事
次世代地熱発電、30年代早期に稼働へ…経産省が示した工程表の中身|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社