葛西臨海水族園開園へ
葛西臨海水族園を刷新し28年に開園へ、クロマグロの大水槽を回れる観覧ルートも
東京都が2028年9月の開園を目指して進める新たな葛西臨海水族園(東京・江戸川)の建設工事が本格化する。建設地の整地作業をはじめとした準備工事を経て、25年7月1日から掘削工事や山留め工事に着手した。都は同年7月4~6日に施設の設計概要を紹介するパネル展示のイベントを現地で開催。エスカレーターの増設や新たな観覧ルートの設置など、設計内容の一部を明かした。現在の葛西臨海水族園は、来場者を迎え入れるガラスドームが象徴的な建物だ。
設備の老朽化やバリアフリー対応の難しさなどを背景に、都は17年ごろから施設の更新について議論を開始。19年に発表した基本構想で既存施設の隣地に新設する方針を示した。改修としなかったのは「休園期間や生き物への影響を最小限にする」ためだ。都建設局公園緑地部計画課の小林光輝担当課長は、「ろ過装置をはじめとした設備の取り外しが難しいため、新設のほうが早期に開館できると判断した」と説明する。
参考記事
葛西臨海水族園を刷新し28年に開園へ、クロマグロの大水槽を回れる観覧ルートも | 日経クロステック(xTECH)