新聞紙が主原料の断熱材「デコスファイバー」

建設業界でのCO2排出削減目指す

国が世界に向けて2050年までのカーボンニュートラルを約束するなか、国内の住宅・建築分野においても脱炭素化の動きが広がっている。国は建築資材の製造から廃棄にいたるまでのCO2排出量の算出・公表を推進しているが、欧州・米国に比べて日本国内においてはデータが不足しているのが現状だ。しかし近年、国内でも環境性能の高い「グリーンビルディング」が普及し始めたことで、デコスファイバーについての問い合わせが増加し、環境性能を重視した大型物件においての採用が続いている。2011年、デコスファイバーはCFP(カーボンフットプリント)宣言の認定を取得し、2014年には前回認定時からさらに約16%を削減して更新。一般的に広く内で用いられる断熱材(グラスウール 24K)と比較した場合、デコスファイバーを使用することで建設時の断熱材のCO2排出量を約56%削減できるという。同社は今後もデコスファイバー製造時に国内最小値のCO2排出量を実現し、建設業界のCO2排出削減に寄与していく構えだ。

参考記事
新聞紙が主原料の断熱材「デコスファイバー」がエコリーフ認定を更新、建設業界でのCO2排出削減目指す(ウォーカープラス) – Yahoo!ニュース