世界最古の海底道路トンネルの裏側

 本州と九州を結ぶ「第3の道路」となる「下関北九州道路」の建設に向けた都市計画が昨年末に決まった。 現在、関門トンネル(国道2号)と関門橋(高速道)があるが、いずれも老朽化が進む。 1958年に世界初の海底道路トンネルとして開通した関門トンネルの現状を取材した。 関門トンネルに並行して走る「パイロットトンネル」に記者が入った。 関門トンネル開通の19年前の39年に掘られた調査用のトンネルだ。 1日4800トンの水流入、地下のポンプで排水  「関門トンネルには1日約4800トンの水が入ってくるので、ポンプで排水しています。 もしポンプがなかったら3時間ほどでトンネルは水没します」。 ポンプは17台あり、20分に1回の排水を24時間繰り返す。老朽化で水がしみ出ている訳ではない。 海底トンネルという特性上、流入を完全に遮断することは難しく、開通時から排水を続けているという。  関門トンネルはパイロットトンネルが開通した39年に着工。戦時の中断を経て、58年に開通した。
トンネルの全長は3461メートル。そのうち780メートルが海底部で、最深部は海面下約56メートルを通る。  

参考記事
「排水しないと3時間で水没」 世界最古の海底道路トンネルの裏側:朝日新聞