「コンクリートミキサー車」の中身知っていますか

タンクを回転させながら走行

工事などで使用される建設機械は多数あるが、なかでも街なかでよく見かける車両のひとつにコンクリートミキサー車がある。これは、トラックをベースにした特殊な架装の車両で、ドラム型のタンクを回転させる機能を持っている。その名のとおり、コンクリートを運搬するという用途で使用される車両で、道路運送車両法上の「特種用途車両」にあたり、ナンバープレートは「8」になる。 一般には「コンクリートミキサー」と呼ばれているが、「攪拌する」という意味をもつ「アジテーター車」とか、積載物から「生コン車」などとも呼ばれることがある。
 生コンとは、セメント、骨材(砂、砂利)、水の混合物である。それぞれ比重が違うので、そのままタンクに入れて運搬すると、走行するときの振動で重いものが下に沈むなどして分離してしまう。そうなると、到着した現場で再攪拌をしなければならなくなる。ゆえに、攪拌をしながら輸送しているそうです。このときの回転速度は、おおよそ1分間で1.5回転である。ちなみに、ドラム内で生コンを作るときには、1分間で約13回転という速さで回すのだという。また、生コンは時間が経つにつれ硬化する。という性質をもつので、生コン輸送には時間の制限があり、リミットは通常90分程度でタイトな輸送を強いられているそうです。

参孝記事
荷台のドラムを回転させながら走るのはなぜ? 意外と知らない「コンクリートミキサー車」の中身(WEB CARTOP) - Yahoo!ニュース