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  2011年12月9日 社員の囁き 「心のケア」の充実
 


「心のケア」の充実

「避難所で共同生活していた頃は、皆を守るため、なんとかしなければと気が張っていた。しかし、仮設に入って少し余裕が出てくると、変わり果てた姿ばかりが目につくようになった」がれきが撤去され、生活を取り巻くインフラの整備が進んだことが、確実な復興の足取りに映った。
だが、そこに暮らす住民には、全く違う気持ちが沸き上がっていたのだ。
仮設住宅の眼下に広がる小さな漁港は地盤沈下によって冠水し、かつての住宅地もコンクリートの土台が剥き出しになったまま。集落を囲む山々が紅葉し、深い青の海と絶妙のコントラストを成していたが、木々の葉が落ちてしまえば、海沿いの集落はモノトーンの景色に変わる。住民は、否応なしに現実の風景を見続けざるを得ないのだ。ごく普通の暮らしを再建させようと奮闘している住民の多くに、「見たくない」という感情が起こり始めている。仮設住宅に入居した当初から、孤独感や喪失感を紛らわすために、アルコール依存症になる人も増えているらしい。まだ何も終わってはいない。

参考記事
http://money.jp.msn.com/news/bizmakoto/article.aspx?cp-documentid=5639585