品質検査を省力化、21年度に20現場で試行
国土交通省は、建設現場の遠隔臨場に画像解析技術を組み合わせ、品質検査業務のさらなる
省力化を目指す。配筋検査の際、タブレット端末などで撮影した画像を基に鉄筋の径や間隔などを
計測。発注者がリモートでリアルタイムに出来形を確認する。検査データはクラウドで共有する。
これにより遠隔臨場時に現場で検査作業に当たる施工者を従来の3人から1人に減らす効果を見込む。
これまでの配筋検査の遠隔臨場では撮影者のほか、配筋に検尺ロッド(スケール)を当てる人や
黒板を持つ人などが必要だった。瞬時に鉄筋の間隔などを計測可能な画像解析技術を組み込むこと
で、撮影者以外を不要にする。検査業務の質を維持しながら省力化につなげる。離れた場所からの
検査が可能なため足場が不要となり、作業の安全性も高められる。
遠隔臨場はこれまで監督職員が現場で立ち会っていた臨場確認に代えて、映像と音声のデータを
使用して発注者の事務所内でリアルタイムに承認・確認する。発注者は現場への移動時間、
受注者は立ち会い調整時間がそれぞれ削減できる。対面検査が省けるため
新型コロナウイルスの感染拡大で導入が加速している。
このような記事がありましたので、ご紹介します。
参考記事
https://www.decn.co.jp/?p=118758
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