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2018年9月5日 建築ニュース 日本建築は今も木造の伝統を受け継いでいる
 
日本建築は今も木造の伝統を受け継いでいる

どんなに先鋭的な建築家でも多かれ少なかれ、生まれ育った場所の文化や風土に 影響を受けるものです。日本の建築家なら21世紀になった今でも木造建築が その基礎感覚になっている。ヨーロッパ、とくにイタリアが石の本質をとらえて石造建築の技術を 発展させてきたのとは対照的です。世界の建築はこの木と石をおさえていれば理解できます。
木造の特徴は柱と梁でできる立体格子の枠組みを基本にしていること。
石造りなら石の壁が建物を支えますが、木造では柱と柱の間は紙(障子)になる。
雨が多くて木がよく育つ日本ならではの作り方です。そのかわり木は腐りやすいので雨を防ぐため 屋根が大きく、軒が深くなります。この屋根に重きを置くのも日本建築の特徴です。
日本では、建築は住宅という日常の延長であり、インテリア・住宅雑誌に親しんできた層にとっては とくに親しみやすいものなのでしょう。海外で日本の建築展があるとお客さんがたくさん来る。
ヨーロッパとは違う遺伝子を持ち、独自の進化を遂げてきた日本の建築は世界でも類のないものとして 大きな興味を持たれているのです。

このような記事がありましたので、ご紹介します。

参考記事
https://toyokeizai.net/articles/-/231770?page=4