日刊建設工業新聞 より
国交省/地方道の橋梁集約・撤去支援
国土交通省は17年度から、地方自治体が管理する道路の老朽化対策への財政支援を
強化する。15年度に創設した地方道の「大規模修繕・更新補助制度」を拡充。新たな支援
メニューに、橋梁を中心とする道路施設の集約・撤去を追加する。災害や経年劣化に伴う
事故が起きると人的・物的被害の拡大が懸念される橋梁などの老朽ストックを効率的に
減らせるようにする。17年度予算案に補助経費として16年度と同額の45億円を計上した。
現行の補助制度では、橋梁やトンネルなどの修繕や更新に対し、国が事業費の半額程度を
補助する。修繕や更新にかかる全体事業費が都道府県と政令市の管理道路は100億円以上、
市区町村の管理道路は3億円以上で、いずれも工期が複数年にまたがることが要件と
なっている。17年度から新たな補助メニューとして集約・撤去を追加するのは、老朽化対策を
より効率的に進められるようにするため。人口減少や財政難でインフラの維持管理に充てる
自治体の予算や人員に制約がある中、ストックの集約を条件に撤去費も補助することにした。
昨年4月の熊本地震では高速道路に架かる自治体管理の跨(こ)道橋の落橋が起きた。
このような記事がありましたので、ご紹介します。
参考記事
http://www.decn.co.jp/?p=81002
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