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2016年9月16日 建築ニュース 興福寺の五重塔・三重塔、比べてみた
 
興福寺の五重塔・三重塔、比べてみた

天平からの古刹(こさつ)、奈良・興福寺の「国宝特別公開2016」が、8月26日から始りました。
対象は日本で2番目に高い豪壮な五重塔と、その半分に満たない華奢(きゃしゃ)な三重塔。
国宝2塔の初層(1階)内部が同時に公開されるのは初めてで、建築技術や歴史の違いを味わう ことができそうだ。
五重塔は現存の木造仏塔では東寺五重塔(京都市)に次ぐ高さ。建物中心部から屋根の四隅へ 斜めに延びる垂木の上に、上の階の柱を立ててある。「これは古代の建築の特徴。室町時代の 建築なのに新時代の技術を採り入れず、かたくなに古代を守ろうとしたのだろう。
ねじれにくいヒノキ材を使っているのも特徴。
三重塔は屋根の重みを下支えする組み物(左右に腕を伸ばした形の肘木〈ひじき〉と台座となる 斗〈ます〉のセット)は、2・3層が三段重ねなのに初層は一段だけ。仏塔は一般に人が中に立ち 入らない建物だが、ここでは初層内部を広くして法要などに利用するために組み物を 減らしたらしい。


このような記事がありましたので、ご紹介します。




参考記事
http://www.asahi.com/articles/ASJ7T4TGYJ7TPLZU00G.html