専門医が医学的な見地からバリアフリー改築講義
利用者の意向をくみ、医学的な見地に基づいてバリアフリー改築を提案できる「リフォームドクター」を育成する研修会の本年度最終講義が7日、佐賀市の県在宅生活サポートセンターであった。
建築士や大工ら28人が、佐賀大学の専門医や研究者から疾病や障害に応じた改築方法を学んだ。
佐賀大学医学研究科の松尾清美准教授が、車いす利用者のトイレや浴室での動作について講義した。「トイレやお風呂の入り方は人それぞれ。プロならば"ドアの向こうの話"こそ真剣に聞かなくては」と話し、障害の程度に応じて、便器や浴槽に移るための台や、リフト設置などをアドバイスした。
参加者はベッドから車いすに乗り移る動作や、車いすに乗った状態から風呂やトイレを利用するまでの流れを体験した。山口新建木材センターの山口誠二社長は「受講生はバリアフリー建築や改築を担う人材として、知識や経験を各職場で広げてほしい」と話した。
研修会は、住宅建築や木材の業界団体や行政などでつくる「さがの木・家・まちづくり協議会」が主催。
高齢化社会に伴うバリアフリー化の需要の増加を見込み、2011年から取り組んでいる。
このような記事がありましたので、ご紹介します。
参考記事
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/164081
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