日刊建設工業新聞
経産省 再エネ研究開発・実証計画案 洋上風力発電低コスト化に最大1195億円確保
経済産業省は2兆円規模の「グリーンイノベーション基金」の一部を当てて支援する再生可能エネル
ギーの研究開発・実証の計画案をまとめた。▽洋上風力発電の低コスト化▽次世代太陽電池の開発
の二つのプロジェクトで開発から実用化まで10年間支援する計画。洋上風力発電の低コスト化には
最大で計1195億円を確保。次世代太陽電池の開発には計498億円を上限に拠出する。
洋上風力発電の導入拡大の障壁となっているコストの低減に向けて、▽要素技術開発▽浮体式の
実証−の2段階でプロジェクトを推進する。基金からの拠出額の上限は要素技術の開発を加速する
事業で▽次世代風車技術(150億円)▽浮体式基礎製造と設置の低コスト化技術(100億円)
▽電気システム(25億円)▽運転保守高度化(70億円)。浮体式の実証は最大850億円を投じる。
30年までに着床式のコストで1キロワット時当たり8〜9円を実現する技術の確立を目指す。浮体式でも
国際競争力のあるコスト水準を実現したい考えだ。 太陽電池は工場の屋根やビル壁面などでも設置
可能な次世代型電池の創出を目指す。軽量な「ペロブスカイト太陽電池」を、既存の太陽電池と同等
のコストや性能になるよう研究開発する。拠出上限額は▽基盤技術開発80億円▽実用化120億円▽
実証298億円。8月31日に有識者会議のウェブ会議を開き、計画案を示した。
このような記事がありましたので、ご紹介します。
参考記事
https://www.decn.co.jp/?p=122231
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