日刊建設工業新聞
国交省/建築BIM一貫活用へ指針素案提示
国土交通省は、BIMを建築生産・維持管理システムで一貫して活用するため、指針を策定
する。指針ではBIMモデルの作成の方向性を明示。システムの段階毎に関係者の役割分担や
BIM詳細度の要求水準などを整理したワークフローを固める。国際標準・基準にも照らしながら、
日本の現場実態に適した共通ルールを打ち出していく。年度内の原案策定を目指す。
「BIM標準ガイドライン」は@概要(目的、BIMモデルの作成、ワークフローの標準化、
必要な情報の流れとメリット)ABIMワークフローB成果物Cエレメント別のモデリングガイド
DBIM実行計画の5項目で構成する。
BIMは形状(3Dデータ)と情報(属性データ)から成る。いずれのデータ量も竣工まで後工程に
なるほど増えていくが、維持管理段階では建物の日常的な管理や改修時に必要な情報だけ
絞り込む。そのため、設計、施工、維持管理で共通で求める「基本情報」を設定。設計段階
から維持管理・運営に考慮し、作業工程を前倒しするフロントローディングの実現を目指す。
発注者にとってのBIMのメリットも紹介。BIMを活用し続けることでデータベースを構築でき、
他のプロジェクトの計画立案やプロジェクト管理に有効活用できるとした。
このような記事がありましたので、ご紹介します。
参考記事
https://www.decn.co.jp/?p=110141
|