リオ五輪に学ぶ「トランスフォーマー建築」の可能性
リオ五輪のために建設されたスタジアムは、プレハブ工法によってつくられた「一時的な建造物」だ。
この手法によって建設・管理コストが削減できるほか、建物の部品は地域の学校やプールなどに
再利用される予定だという。
リオのアイデアは五輪の「スタジアム問題」を解決するだけでなく、すべての建築に必要な
視点を示している。何十年も前から存在する工法だが、従来の工法より安くて速く、
持続可能なため、再び注目されている。素材と技術の進歩によって、より軽く、より強く、
風雨に耐えられるモジュール構造の建築物を現代ではつくることができる。
一時的な建造物は、新規に建てる場合と比べて、カーボンフットプリントを半分、
コストを50〜80パーセント抑えることができるという。
ほとんどの場合は、臨時の建築物の方が早く完成する。さらに巨額の維持費も節約できる。
「世界が直面する環境的・経済的な課題に対応するためにも、工期が短く、軽く、持続可能な
建造物を選ぶべきです」とハンウェイは言う。
これはオリンピック会場だけでなく、すべての建物に言えることだろう。
このような記事がありましたので、ご紹介します。
参考記事
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20160720-OYT1T50003.html
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